検索数とは、GoogleやYahoo!で検索される回数を言います。
この検索数を元にそのキーワードがどれほど需要あるのか?といった市場規模など、おおよそのニーズを確認することができます。
そのため、コンテンツを制作する場合は、必ずキーワードの検索数を調べておくことが重要となります。
それは、あまりにも需要が多いキーワードでは競合も多く、なかなか上位表示することが難しい場合や、逆に需要が少な過ぎて、上位表示できたとしても自然検索からのトラフィックが見込めないといったことになってしまうからです。
それでは、この記事ではこの“検索数”をSEO対策にどう活用するのか?といったことを詳しくご説明したいと思います。
目次
SEO対策を行う上で、この検索数は非常に重要な数値となります。
それは、先ほどもご説明したように、上位表示を狙うキーワード選定に重要な基準となるからです。
この検索数は、単純に以下のようなことが言えます。
SEO対策を行う際のキーワード(ターゲットキーワード)は検索数が多い方が上位表示した場合により多くのトラフィックが見込めると思われるかもしれませんが、上記のように需要が多いキーワードはそれなりに競合も多いものです。
最初のうちは複合キーワードといった需要の少ないキーワードから上位化させ、徐々に検索数の大きなキーワードを狙うようにすると良いでしょう。
こういったサイトの状態に応じた対策キーワードを選ぶ必要があるため、この検索数が重要となるわけです。
続いて、キーワードの検索数を調べる方法についてご説明したいと思います。
この数を調べるにはいくつかの方法がありますが、この記事では主に「aramakijake.jp」と「キーワードプランナー」を使用した例をご紹介したいと思います。
キーワードを入力するだけの簡単なチェックツール「aramakijake.jp」には、キーワードに対する検索数と、競合のキーワードによる検索予測数といった、2つの検索数を確認できるツールがあります。
新たに作成するコンテンツのために調べる検索数も重要ですが、競合の順位状況やコンテンツの質などを照らし合わせて、勝てるキーワードかどうか判断しましょう。
こちらのツールでは、調べたいキーワードを入力するだけで簡単に月間検索数を調査できます。
使い方は、キーワードを入力すると、月間推定予測数が表示されます。
それと同時に、1位~10位に表示されたときのアクセス予測数が表示されます。
また関連するキーワードでの関連語 月間推定検索数も表示されます。
参考:無料SEOツール aramakijake 検索数予測ツール
競合サイトが、ターゲットキーワードでどの程度アクセス数があるか確認できます。
使い方は、確認したい競合サイトのURLとキーワード(3つまで)を入力します。
Yahoo!JAPAN、Googleでの「月間推定検索数」「現在の順位」「月間検索アクセス予測数」が表示されます。
参考:無料SEOツール aramakijake 競合検索数予測ツール
キーワード選定は、検索ボリュームによって上位表示の難易度が変わります。
サイトを公開して間もないうちはまだビッグキーワードでは上位表示することが難しいかと思われますので、まずは複合キーワードから上位表示を目指しましょう。
キーワードプランナーとは、Googleが提供しているアドワーズに広告を出稿するためのツールとしてキーワード検索数を確認できるツールです。
以前は予測しやすい数字が表示されていましたが、仕様が変わり、実際にアドワーズで出稿していないアカウントだと、検索数があいまいな表示となっていまいました。
しかし、無料で使用することができるので、キーワード選考の参考にはなるかと思われます。
使い方としては、
といった方法でキーワードの検索数を調べます。
参考:Google AdWordsのキーワードプランナー
では、このキーワードの検索数を元に対策キーワードを考えてみたいと思います。
例えば、“新宿のルミネ内にあるネイルサロン”を運営していて、そこに集客したい場合、候補となるターゲットキーワードは以下のようなものが考えられるかと思います。
次に、各キーワードの検索数を先ほどのツールを参考に調べてみます。
この場合、最も検索数が多い「ネイルサロン」でSEO対策を行うと以下のようなことが考えられます。
一方、最も検索数が少ない「新宿 ルミネ ネイルサロン」でSEO対策を行うと、
となります。
上記のことから、ビッグキーワードであればあるほど、様々なターゲットユーザーが含まれてしまうため、たとえ上位表示できたとしても、ターゲットとは少し異なるユーザーも訪問してしまうことになることがおわかりいただけるかと思います。
一方で、複合キーワードでターゲットを絞った場合だと、検索数自体は多くはありませんが、実際にそのワードで検索してくるユーザーは、ぼんやりとした目的ではないはずです。
このことから、サイトによってはトラフィックが全てではないことがわかるかと思います。
ユーザーにサイトで何をしてもらいたいかによって、集客するキーワードも異なるということです。
わざわざビッグキーワードに挑戦するよりも複合キーワードの方がサイトからの売上を考慮するとはるかに効率が良い場合があります。
効果の高いキーワードを検索数と照らし合わせて対策を行うようにしましょう。
キーワード選定に悩んでいませんか?
ということで、今回はキーワードごとの検索数を調査することの大切さと、その数を調べる方法についてご説明してきましたが、ビッグキーワードだけでなく、複合キーワードであっても効果の高いキーワードは競合も強いはずです。
この辺りは、しっかりとSEOの考え方や検索順位の仕組みを理解し、対策を行うようにしましょう。
そのため、しっかりとターゲットを見極めて効果的なキーワード選定を行い、そのキーワードに対して質の高いコンテンツを用意しましょう。