順位が大きく下落してしまった場合や、手動ペナルティを受けた場合などに、過去に設定した被リンクを削除したいことあると思います。
ただそういった場合でも、サイト運営者に連絡しても削除してもらえないケースや、取引先にばれないように設定された被リンクを削除したいケースなどがあります。
その際には、Goolge WEBマスターツール上から「否認」の作業を実施することで、Googleにリンク削除した際と同じ扱いにしてもらえます。
2012年10月17日にGoogleからリンクへの関与を否定する「リンク否認ツール」が公開されました。
これは、不自然なリンクを指し示すことをベースに手動でGoogleに宣言するためのものです。
Googleスパムハンター マット・カッツ氏の下で多くの価値の無いコンテンツを含むリンクや不正なリンクに対するペナルティが多く課されてきました。
このツールはペンギンアップデートで不正なリンクに関与しているとみなされてしまう可能性があるリンクを保持しているサイトを救うために設計されたものです。
2012年4月にペンギンアップデートがリリースされた後、多くのWebマスターは不正なリンクの駆除に苦労してきました。
削除したいのに、削除できないリンクが存在する場合に、検索エンジンに対して「このリンクについて私は関与していません。無効にしてください」と宣言するものです。
無効化したいリンクのリストを作成するときには、大切なリンクが紛れていないか作業には注意が必要です。
また、データが反映されるまで2,3週間かかるようです。
多くの記事で取り扱われていますが、マット・カッツ氏が公開したリンクの否認ツールに関するインタビューでもっとも多くの記事で取り扱われていた箇所は以下の部分でした。
Q:「このツールはほとんどのサイトが必要となるか?」
A:「多くの場合は、このツールを使用する必要が無い。知識が無い人はこのツールを使用すべきではない」
では、このツールを利用する際の注意をまとめます。
まず、サーチコンソールから被リンクのリストをダウンロードしてきて、ひとつずつ危険なリンクがないか調べてリストアップしていきます。
否認ファイルの記述方法は、ドメイン単位、URL毎の2通りあります。
否認ファイル内に両方を混在させてもOKです。
なお、作成する否認ファイルは、テキスト形式で保存します。
ファイル名は、英語、日本語どちらでも良いです。こだわる必要はありません。
domain:hjkl.jp
http://asdf.com
http://abcd.jp
※否認ファイル記述例
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domain:12345.org
http://poiu.jp
domain:huiog.org
http://ytrewq.com
http://ytrewq.com/aaaa.html
http://ytrewq.com/shie.html
http://ytrewq.com/wuns.html
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※過去に否認したことがある場合は、事前に過去に否認したリストをダウンロードし、追記してください。
以上で作業完了です。
※ファイルの記述や、ファイルがテキスト形式で無い場合などはエラーになります。
エラーが出た際には、エラー内容に合わせて確認が必要です。
また、否認は、何度でも実施できます。
一度否認した内容を取り消しすることもできます。
ただ、誤った操作を実施するとSEO的にも影響が出る可能性がありますので、慎重に作業を実施してください。