テキストボリュームとは、サイトに記述されているテキスト文章の量のことです。
サイトのSEO対策をする上で、検索ユーザーが探している情報をよりわかりやすく伝えるためにはどれくらいのボリュームが必要なのかを知ることが重要です。
そのため、検索キーワードに対して答えとなる情報(テキスト)をもれなく、より詳しくすることが大切で、図やイラストも見やすさを考慮すると必要ではありますが、画像化したテキストばかりのページではなく、サイトの内容を的確に文章で記載する必要があります。
では、この記事ではSEOに関係する“テキストボリューム”について詳しくご説明していきたいと思います。
テキストボリュームとは、先ほどもご説明した通り、ひとつのページでそのテーマを表現した画像ではなく文章の量のことを指します。
これは、デザイン的に画像化しなければ表現できない部分もありますが、SEOを考慮すると、できるだけテキスト化する方が効果的と言えます。
それは、Googleのボットがページをクロールして内容を理解しやすくするためであって、画像であってもaltを参考にクロールはするものの、やはりテキストの方が良いとされています。
また、グローバルメニューなどの内部リンクの飛び先にどういった内容のコンテンツが存在するのか、といったことについても同じく理解しやすくするために、画像ではなく、テキストで記述することが理想です。
最近では外部対策となる被リンクとともに“コンテンツの質”が最も上位表示に重要な要素だということがGoogleから公式に発表されているため、このコンテンツの量、そして質が重要視されています。
対策キーワードの競合のコンテンツをよく見て、それを上回ることを想定して質の向上を目指しましょう。
Googleの役割は、検索クエリに対して答えとなるページかどうかを判断して、200以上ものアルゴリズムを元にランキングすることです。
例えば、あるテーマに関するページで、見出しと画像の数が同じページA・Bがあるとします。Aには見出しと画像のみ、一方でBにはそれぞれの画像についての説明テキストが300文字ほど記載されているとします。
この場合、画像だけのページよりも、画像について説明が書かれているページBの方がより詳しく説明しているため、ユーザーの利便性を考慮すると重要度は増すのは当然です。
これは極端な例ですが、検索アルゴリズムは適度なテキストの量を含むものを評価すると考えられます。
また、文字数は多ければ良いというわけでもなく、長文コンテンツで公開する場合はしっかりと見出しなどテーマを説明するコンテンツの構築を考える必要があります。
文章を作り込むコツは、ターゲットワードを意識し過ぎずに、ユーザーが探している情報をわかりやすく作成することが大切です。
ただ、ピンポイントで“答え”だけを表現したページだと、テキストボリュームの少ないページになってしまい、なかなか上位表示することが難しいと思われます。
これは、長文コンテンツが上位化する傾向でしたが、その流れは今もまだ強く、ある程度網羅したコンテンツが評価される傾向は今も上位表示されています。
そのため、ある程度テキストボリュームが欲しいところではありますが、テキストの量を増やしたいからといって、対策キーワードから大きく外れてしまっては、そもそも検索ワードに対する適切な“答え”とならなくなってしまうため、思ったように上位表示することが難しくなってしまいます。
しっかりと検索順位の仕組みも理解した上で、ユーザーの求めるコンテンツ作りを心がけましょう。
テキストのボリュームは、対策キーワードの難易度や、サイト構造などにも関係してくると思われますので、一旦検索してみて、競合の傾向を見て、テキストボリュームを考慮してみると良いでしょう。
あまりにもテーマから外れてしまったコンテンツは、別ページに用意して内部リンクで繋げることによって、そのテーマがぼやけることもなく、関連性も高まります。
ということで、今回はテキストボリュームについて、上位表示するためのポイントなどをご説明してきましたが、ページは公開した後も、サーチコンソールでどういったキーワードで流入しているのかを確認して、リライトによる改善も大切となりますので、検索順位とともに定期的にチェックするようにしましょう。
改善点のコツは、テーマから外れてしまっていると思われるコンテンツの削除(別ページに移行)、またはカバーしきれていなかったユーザーの求めるコンテンツの充足です。
また、コンテンツのボリュームがありすぎるのも、ユーザーが最後まで読みきれなくなってしまい、途中で離脱してしまう可能性もありますので、ある程度のテキストボリュームがありながらも、改行や適度なイメージ画像などを用いて読みやすいコンテンツを意識することが重要となります。