サイトマップ(sitemap.xml)とは、サイト内に存在するURLのリストを記述したファイルのことを指します。
ユーザー向けのサイトマップページとはまた異なるもので、クローラーに向けてのファイルとなります。
これは、クローラーがサイト内を巡回する際の参考となるもので、クロールでは見つけられなかったページや、更新された情報などを見つけやすくするためのもので、比較的大規模なサイトの場合に必要となってくるファイルです。
すなわち、クローラーに対して、サイトをしっかりとクロールしてもらい、正しく評価してもらうために必要な内部対策のひとつでもあります。
そのため、新しい記事が公開された場合など、サイト内に何らかの重要な変更点があった場合にsitemap.xmlも更新する必要がありますが、WordPressの場合は自動で更新してくれるプラグインなどもあり、その他の場合でも、重要なページだけを記述しておくことで基本的には問題ありません。
このsitemap.xmlの設置は任意となりますが、クローラーの最適化をするためにも正しく記述してアップしておきたいファイルです。
では、この記事では、sitemap.xmlについて詳しくご説明していきたいと思います。
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sitemap.xmlとは、サイト内をクロールする際にページの優劣などを記述することによって、クロールを最適化するためのものです。
クローラーはサイトを巡回する際に全てのページを辿るわけではなく、どこのページからもリンクされていない場合など、見つけられないページはクロールされないため、内部リンクをしっかりと設置しておくことも重要ですが、このようにどこからもリンクされていないようなページに関しては、しっかりとこのsitemap.xmlに記述して、クロールを促すことが大切です。
そのため、sitemap.xmlには重要なページを記述しておくことが大切となり、クロールの必要がないページに関しては記述の必要もありません。(完全なクロールをブロックするわけではありません。)
sitemap.xmlファイルがあってマイナスになることはないので、サイトを立ち上げたばかりの時など、クローラーに効率良く巡回してもらうためにも、念のためにアップしておくと良いでしょう。
sitemap.xmlは、サイトの重要なページを記述してサーバーの第1階層にアップしておくもので、Googleのクローラーがサイトへ巡回した際に、このファイルに記載しているURLを参考にクロールします。
そのため、sitemap.xmlは検索ユーザーに見せるものではなく、検索エンジンのクローラーによるクロールを補助するような役割を果たします。
つまり、ページ数が少なく、しっかりと記事同士内部リンクを構築してあるサイトの場合は必要ないかもしれませんが、以下のようなクロールしきれない場合を補助するような目的が、このsitemap.xmlとなります。
また、これに関してはGoogleの公式に、ガイドラインが公開されいてるので、一度目を通しておくと良いでしょう。
参考:サイトマップを作成、送信する - Search Console ヘルプ
続いて、sitemap.xmlの書き方についてご説明したいと思います。
基本は下記のような書き方となり、サイト内に存在するページを<url>~</url>で囲み、1ページずつ記述していきます。
そして、<loc>にはページurl、<priority>には0.0~1.0までの間で重要度を示します。(検索順位には影響しません。)
locは必須項目、priorityは任意の項目となっています。
また、<changefreq>にはページの更新頻度を記述します。
この他にも<lastmod>に最終更新日を記述することもできますが、こちらはchangefreqとともに任意となっています。
各記述方法については、下記のページにある記述サンプルを参考にしてみてください。
参考:サイトマップの XML 形式
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sitemap.xmlをサーバーにアップした後は、sitemap.xmlの存在を知らせるために、サーチコンソールで送信を行う必要があります。
これは、サーチコンソールの「クロール」から「サイトマップ」に進み、sitemap.xmlのファイル名を入力して「送信」をクリックするだけです。
これでしばらくすると、クローラーが巡回する際にsitemap.xmlに書かれているurlを参考にクロールしていきます。
重要なページを確実にクロールしてもらうためにも、しっかりと記述しておきましょう。
ということで、今回はクロールを促し、最適化するために大切なsitemap.xmlについてご説明してきましたが、先ほどもご説明したように、サイトを公開したはじめの頃は、もちろんどこからもリンクされていないため、なかなかクローラーが巡回してきません。
重要なページを効率良くクロールしてもらうためにも、しっかりとsitemap.xmlファイルを用意しておくことが大切です。