スマホのSEO対策について

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スマホでの検索順位をしっかりチェックしていますか?
現在は、Googleが公式に発表したモバイルファーストインデックスの導入によって、スマホの評価がPCよりも重要視される傾向にあります。

それは、今までPCでの評価基準によってスマホも検索順位がランキングされていたものが、今後はスマホの評価基準を元にPCの検索結果がランキングされるようになるというものです。

そのため、スマホのサイト構築は今後、非常に重要となり、スマホ用にPCとは全く別のurlで運用している場合や、内容そのものに違いが見られるサイト管理を行っている場合は、注意が必要です。

では、この記事ではこれから重要度を増すと思われるスマホのSEO対策について詳しくご説明したいと思います。

スマホのシェアについて

まず、スマホ用のSEO対策がなぜ重要なのかと言うと、冒頭でもご説明した通り、Googleがモバイルファーストインデックスを導入しているからでありますが、そもそもスマホを利用するユーザはご存知の通り年々増加傾向にあり、スマホ:53.5%、ガラケー(フィーチャーフォン):46.5%とスマホユーザが多いことが解ります。(※2014年7月15日、総務省 平成26年版情報通信白書より)

さらに、近年スマホの検索数がPCの数を超えたということもあって、スマホに最適化することを意味する“モバイルフレンドリー”に対応しておく必要があるわけです。

このことから、Googleはモバイルファーストインデックスを導入し、今後はスマホ向けのSEO対策が検索順位に大きな影響を与えると予想されます。

どんなSEO対策が必要か?

よく「スマホ向けのSEO対策は必要ですか?」と問合せを受けますが、上記の理由からもスマホ向けのSEO対策は今後必須と言えます。

その対策方法についてですが、基本はPC用のSEO対策を実施することになるわけですが、先ほどもご説明した通り、PC/スマホのページをそれぞれ別で運用している場合や、デザインの表現上、スマホでのコンテンツを大幅に非表示にしている場合など、いくつかのポイントがあります。

では、そのいくつかのポイントを順にご説明していきますので、しっかりと理解して検索順位を落とさないためにも対策しておきましょう。

モバイルフレンドリーをチェックする

モバイルに対応するということは、ユーザーが見やすいように最適化することを指します。
このモバイルフレンドリー化されているかどうかは、Googleにチェックツールが用意されていますので、一度チェックしてみると良いでしょう。
参考:モバイルフレンドリーテスト

スマホ対応はサイト単位ではなく、ページ単位ですので、検索順位に影響すると思われる重要なページは必ずチェックして対応しておくようにしましょう。

PC/スマホで別々に運用している場合

現在、GoogleはPC/スマホのページを同一urlで管理することができる「レスポンシブデザイン」を推奨しています。

そのため、可能であれば、このレスポンシブデザインを導入し、ひとつのurlで各ページを管理・運用しておきましょう。

レスポンシブデザインとは、アクセスする端末(パソコン、スマホ、タブレット端末)の横幅に合わせてcssによってレイアウトを変更する柔軟に対応することのできるデザインのことです。

ただ、先ほどもご説明したように、デザイン上や、そもそも検索順位に影響しないページなどは無理にレスポンシブデザインにする必要もないかと思われますので、必要に応じて対応すると良いでしょう。

別々で管理している場合は適切なタグを設置する

もし、PC/スマホで別のページを用意している場合は、canonicalタグとalternateタグを使って、検索エンジンにそれぞれ別のページが存在することを伝えておく必要があります。

これは、サイト内に重複コンテンツが存在すると認識されないためにも必要なタグで、検索エンジンからの評価を落とさないためにもしっかりと対応しておきましょう。

この場合、まずPC用のページの方にはスマホ用のページがあることをhead内に下記のように記述しておきます。

  1. <link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://sample.com/sp/">

一方、スマホ用のページにはPC用のページがあることを下記のようにcanonicalタグを使用して記述しておきます。

  1. <link rel="canonical" href="http://sample.com">

このタグを設置する作業は、スマホ用のページが存在する全てのページに必要になるため、規模が大きいサイトになるほど管理が面倒になってしまいます。

また、urlの打ち間違いといった間違ったurlの指定なども考えられることから、PC用のページとスマホ用のページは同一ページで管理するレスポンシブデザインが推奨されているわけです。

PCとスマホでコンテンツに違いが見られる場合

また、先ほども少し触れましたが、デザインの関係でスマホのコンテンツをdisplay:none;によって一部非表示にする場合もよくありますが、変わりに表示させたコンテンツがあまりにも内容に違いがある場合は注意が必要です。

これは自然に考えるとPC用のページとスマホ用のページの内容は同じくなるはずですので、ごく一部といった使い方にしておくと良いでしょう。

テキスト・画像のサイズをスマホに最適化する

モバイルフレンドリーは、レスポンシブデザインを導入することでほぼ対応することができるんですが、厳密に言うとレスポンシブデザインに対応することがモバイルフレンドリーとなるわけではありません。

そして、スマホ対応はページ単位で行うことから、サイト内の部分的に対応するといった場合も考えられるかと思われます。

そういった場合、スマホで閲覧して横スクロールが出ないようにcssで工夫しておく必要があります。この工夫がレスポンシブデザインとなるわけですが、フォントサイズはもちろん、画像の可変、強制改行など、しっかりとスマホでチェックして対応しておきましょう。

先ほどご紹介した“モバイルフレンドリーテスト”を行うと、どの箇所が対応していないのかが表示されますので、それに沿った対応をしておけば問題ないでしょう。

ページの読み込み速度について

また、スマホの場合、ページが表示されるまでの読み込む速度も重要で、少しでも重たいページだとユーザーは検索結果ページに戻ってしまう可能性があります。

そのため、cssやjsなど圧縮できるものは対応したり、画像の書き出しは必要に応じて適切なファイル形式で書き出し、無駄な延滞を回避するようにしましょう。

レスポンシブデザインを導入した場合、画像を流用することもありますので、極力アイコンフォントを使用するなどして、ページ読み込み速度を軽くすることがユーザーにとっても大切です。

このページ読み込み速度については下記のチェックツールも用意されているので、気になる方は一度チェックしてみると良いでしょう。
参考:PageSpeed Insights

まとめ

ということで、今回はスマホ用のSEO対策について、これからの重要性も含めて対応策をご説明してきましたが、モバイルファーストインデックスの導入によって、スマホの検索順位がPCの検索順位にも影響するため、スマホの対策は今後SEO対策においては必須になるかと思われます。

ユーザーの見やすい利便性の高いサイトを心がけて、しっかりとスマホに対応しておくことが大切です。
あとは通常のSEO対策と変わりありません。質の高いコンテンツを公開し、シェアされ、被リンクが集まるサイト作りを行いましょう。

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