Googleアルゴリズムとは
SEO対策でよく耳にするGoogleアルゴリズムとは、Googleの検索エンジンが順位を決めるための仕組みのことです。
検索キーワードに対して、どのページをどの順番で表示するかを決めるルールの集まりと考えてください。
Googleは、より良い検索結果を提供することを目的に、この仕組みを更新し続けています。
Yahoo! JAPANも2010年からGoogleの検索技術を使っているため、Yahoo!・Googleで上位表示を目指す場合は、Googleのアルゴリズムの動向に注目する必要があります。
この記事では、Googleのアルゴリズムと、そのアップデートへの向き合い方をご説明します。
目次
アルゴリズム更新があるとどうなるのか?
アルゴリズムが更新されると、検索順位がいつも以上に入れ替わることがあります。
大きな更新(コアアップデート)は、展開が始まってから終わるまでに1~2週間程度かかることが多く、その間は順位が落ち着きません。
Googleは、コアアップデートの展開が終わってから少なくとも1週間は待ってSearch Consoleのデータを見るよう勧めています。
参考:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト
アップデートで順位が下がった場合の進め方は、次のとおりです。
- 展開が終わるまで順位の変動を見守る。その間に、Googleが公開しているアップデートの内容を確かめる
- 順位が下がったページと、上位にある競合ページを比べて、何が足りないのか仮説を立てる
- 仮説をもとに内容を見直す
Googleは、順位が少し下がった程度(例:2位→4位)なら大きな対応は不要で、大きく下がった場合はサイト全体が「役立つ、信頼できる、ユーザーを第一に考えたコンテンツ」になっているかを見直すよう説明しています。「SEOに悪いと聞いた要素を消す」といった安易な対応は避け、内容の削除は最後の手段とも書かれています。
名前の付いたアルゴリズム(一部)
Googleのアルゴリズムの中には、名前が付けられて広く知られたものがあります。
Googleは今使っている仕組みと、すでに通常の仕組みに統合された(引退した)仕組みを一覧で公開しています。
参考:Google 検索ランキング システムのご紹介
パンダアップデート(別名:ファーマーアップデート)
- 導入時期:2011年2月(英語環境)、2012年7月(日本語環境)
コピーしただけのページや、情報量の少ないページなど、低品質なサイトの順位を下げ、調査結果や詳しい分析など独自性のあるサイトの順位を上げたアップデートです。
はじめは米国で導入され、その後ほかの国にも広がりました。日本語環境での導入は2012年7月に発表されました。
Googleの説明では、パンダは2015年に通常の順位決定の仕組みに組み込まれ、名前の付いた単独の更新としては終わっています。考え方は今も同じで、独自性のある内容を作ることが求められます。
ペンギンアップデート
- 導入時期:2012年4月24日(英語環境)
Googleのガイドラインに反する方法(主にリンクの操作)で順位を上げようとしているサイトに対応するためのアルゴリズムです。
リンクの売買、過剰な相互リンク、自動で作ったリンクなどが対象です。
2016年9月の4.0で通常の順位決定の仕組みに組み込まれ、ページを再クロールするたびにリアルタイムで反映されるようになりました。
コアアップデート・スパムアップデート
今、Googleが名前を付けて発表しているアップデートは、主に次の2つです。
- コアアップデート:順位決定の仕組み全体に対する大きな更新。年に数回あります
- スパムアップデート:スパムを見つける仕組み(SpamBrainなど)の更新
Googleは、コアアップデートは特定のサイトやページを狙ったものではなく、検索結果全体の評価を見直すものだと説明しています。
以前は「ページレイアウトアルゴリズム」「ハミングバード」「モバイルフレンドリーアップデート」など名前の付いた更新が個別に発表されていましたが、これらも今は通常の仕組みの一部です。
アルゴリズムのアップデートについて
Yahoo!のアップデートについて
Yahoo! JAPANは2010年12月上旬にGoogleの検索エンジンを採用しました。それ以前は、Yahoo! JAPANは独自のアルゴリズムで検索結果の順位を決めていました。
2009年~2010年11月末ごろまでは、「Yahoo! アルゴリズムアップデート」「Yahoo! インデックスアップデート」が頻繁に実施され、多くのSEO担当者が順位の大変動に困惑していました。
当時Yahoo!は独自のアルゴリズム「Yahoo! Search Technology(YST)」を採用し、不定期にアップデートしていました。
YSTの利用は2010年12月上旬で終わり、その後はGoogleのアルゴリズムを採用しています。今はYahoo!独自のアルゴリズムアップデートはありません。
Googleのアップデートについて
Googleは、検索品質を改善するために、小さな変更をほぼ毎日行っています。
Googleの公開資料では、2023年に70万件以上のテストを実施し、4千件を超える改善を行ったとされています。
参考:Google 検索の仕組み|厳格なテスト
このうち、影響の大きいもの(コアアップデート、スパムアップデートなど)だけが名前を付けて発表されます。
アップデートの情報をどこで知るか
名前の付いたアップデートの開始日と終了日は、Googleの「Google 検索ステータス ダッシュボード」の「ランキング」の履歴で確認できます。
参考:Google 検索ステータス ダッシュボード|ランキング
以前はGoogleの担当者のSNSの投稿で知ることが多くありましたが、今はこのダッシュボードと、Google 検索セントラルのブログが公式の発表場所です。
すべてのアップデートが発表されるわけではないため、理由のわからない順位変動が起きることもあります。
アップデートが実施された場合は、展開が終わるまで様子を見て、順位変動が落ち着いてからSEO対策の見直しを始めることをおすすめします。
まとめ
今回はGoogleのアルゴリズムについてご説明しました。Googleは検索結果の向上を目的に、小さな変更をほぼ毎日、大きなコアアップデートを年に数回実施しています。
アップデートがなくても、競合の動きで順位は日々変わります。
アップデートの影響を受けないためには、SEOの基本と検索順位の仕組みを理解し、検索する人の役に立つページを作り続けることが結局いちばんの対策です。順位が大きく動いたときは、まずダッシュボードでアップデートの有無を確かめてください。