検索エンジンは、条件にもよりますが、同一のドメインから発せられるリンクより、被リンク元のドメインが分散されているものを高く評価する傾向にあります。
IP分散は、この考え方をもう一歩進めた検索順位決定要因だとお考えいただければ良いと思います。
一般的に、検索順位はIPが分散されたアドレスからリンクを受けたサイトのほうが、同一IPから発せられたリンクを受けたサイトよりも検索順位が高い傾向があります。
IPアドレスは、通常、別個な番号がサーバやPCに個々に割り振られています。
このため、通常はWebサイトのIPアドレスが異なれば、その運営者は別個と考えられます。
つまり、同一IP内に存在する多数のドメインは同一運営者の可能性があるということです。
検索エンジンのアルゴリズムはより多様なリンクを評価する傾向にあります。
このように検索エンジンは、多数のリンクよりも、ドメイン分散を評価し、ドメイン分散よりもその運営者が確実に異なるであろうIP分散を高く評価する傾向があります。
それでは、同一ドメインからのリンクは全く効果がないのでしょうか? 答えは否です。
これは、SEOの対象のサイトに置かれている競合の状況に依存しています。
IP分散も検索順位決定要因の1つであり、それが検索順位に与える影響は「アルゴリズム動向、競合状況、対象サイトのSEO施工状況」の3つの要素に依存するのです。
対象とするキーワードの競争度が低ければIP分散する必要もないかもしれないのです。
このことを確認するには、hanasakigani.jpなどのSEOツールをご利用頂くのが最も簡単な方法です。
hanasakigani.jpでは、対象とするキーワードやURLを入力することにより、重要な検索順位決定要因を分析することができ、その分析を元に最も費用対効果が高い方法を採用すれば良いでしょう。
まずは、競合のSEO施工状況を確認し、自社サイトとの差分を最低ラインから施工していくのが最も効率の良い方法です。